なぜ、地方の小さなメーカーが世界70カ国に売れたのか|Hinomoto 暁 著
実話をもとにしたビジネス小説
しかし、最近少しずつ、崖に向かって後ずさりをしているような感覚がしていた。
「まだ、大丈夫だ」
気がつくと、つぶやいていた。
(本当か?)
答えは返ってこなかった。
── 物語の主人公・毛利(プロローグより)

その言葉を、
心の中で呟いたことが
ありませんか?

英語をまともに話せる社員が、一人もいない。
海外の人脈も、予算もゼロ。
それでも毛利の会社は動き出した——
そして、いつしか世界70カ国に届いていた。

その航海の全記録が、一冊の物語になりました。

なぜ、地方の小さなメーカーが世界70カ国に売れたのか

なぜ、地方の小さなメーカーが
世界70カ国に売れたのか

価格競争に苦しんだ地方メーカーが、
海外進出で見つけた活路の物語

実話をもとにしたフィクション ビジネス小説 Hinomoto 暁 著
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地方のメーカー社長が
直面している、二つの現実

海外進出。無理だ。英語ができる人間がいない。資金もない。
失敗したら、今よりもっと悪くなる。お客様に迷惑がかかる。
社員はどうする。家族はどうする。
── 毛利(物語より)、大内先輩が帰った後の独白
多くの社長が感じていること

国内市場は縮小し続けている。大手の下請けとして価格を叩かれ続け、品質で勝っているのに利益が出ない。社員の給与を上げたくても、できない年が続く。

でも、起きていること

英語が話せる社員がゼロの状態から、世界70カ国に届けた地方メーカーが実在します。それは特別な会社ではなかった。主人公・毛利の会社も、そこから始まりました。

円安の今、見落とされていること

「外貨を稼ぐ」ということ

国内で値引きを求められながら円で売り続けるか。
海外でドルやユーロで売るか。

同じ努力でも、稼ぐ通貨が違えば、会社の体力が根本から変わります。
価格競争は「円の奪い合い」です。海外進出は、その土俵から降りることでもあります。

ふたりの人間の、
10年間の航海

ハウツー本ではありません。フレームワーク集でもありません。
追い詰められた社長と、経験ゼロの若者が、ゼロから海外に挑んだ——その実話をもとにした物語です。

主人公
毛利

従業員25名、地方の中小メーカー社長。品質では負けていないのに、価格で叩かれ続ける。6年働いた社員が去り、「まだ大丈夫だ」と自分に言い聞かせながら、静かな危機の中に立っていた。

海外事業担当
早川

21社に断られた後、震える声で「もう一度だけ面接させてください」と電話してきた23歳。くたびれたスーツ、経験ゼロ。しかし、その目だけは諦めていなかった。

  • 出発——追い詰められた社長が、動き出す

    ある先輩経営者の一言が、毛利を動かした。「悩んでる暇があったら動いた方が、傷は浅い」——完璧な勝算などなかった。しかし、毛利はこれまでも、いつもそうして動いてきた。

  • 挑戦——英語もゼロ、予算もゼロから始める

    ウェブサイトすら英語版がない。展示会の出展経験もない。ふたりは試行錯誤しながら、海外顧客の開拓を始める。小さな弾を、何発も、何発も撃ち続けた。

  • 失敗——予想外の壁が、次々と現れる

    CEマーク、言語の壁、文化の違い、信頼を築くことの難しさ。ようやく取れた大きな契約が、税関で差し戻される。470万円の損失。早川の顔が青ざめた。

  • 暗闇——4月、売上ゼロ。もって5ヶ月。

    いつも騒がしい営業部が、お通夜のようだった。工場のラインに立つ社員たちの顔が浮かんだ。20年、一緒にやってきた連中だ。家族がいる。ローンがある——。

  • ?

    到達——その先に、何があったか

    それは、読んでからのお楽しみです。

完璧な勝算があって動いたことは、一度もなかった。
しかし——動いたことへの後悔は、一度もなかった。
── 毛利(物語より)

この本で描かれること

プロローグ・本編4章・エピローグ、そして購入者限定の読者特典(6の教訓)を収録しています。

プロローグ

秋晴れの夕方、6年働いた社員が去った

「来年は必ず」と言い続けて、もう3年。給与を上げられなかった。社員食堂に一人残され、窓に映る海が真っ赤に染まっていた。

第1章

港を出る

同じ地方で7年前に同じ状況だった先輩が、今は海外で売上の7割をあげている——その一言が毛利を動かした。そして、21社に断られた23歳が震える声で電話をかけてきた。

第2章

荒波に耐える船を造る

英語ウェブサイト、自社展示会、海外代理店の開拓——ゼロから試行錯誤を重ねた。壁ごとに諦めかけながら、少しずつ橋を架けていった。

第3章

突然の嵐

ようやく取れた大きな契約が、税関で差し戻される。CEマークの壁、470万円の損失。順調に見えた船が、嵐の中で揺れ始める。

第4章

漂流

4月、売上ゼロ。もって5ヶ月——。工場のラインに立つ社員たちの顔が浮かんだ。それでも、ふたりは動くことをやめなかった。

エピローグ

失ったもの

世界70カ国に届いた後、毛利が正直に書いたこと。成功だけではない、この航海で失ったものについて。

読者特典

航海から得た6の教訓 + 特典資料

本書収録の「6の教訓」は、早川の視点で書かれた実践的な学びです。さらに、購入者限定で特典資料もご用意しています。本書内のURLからお受け取りください。

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こんな社長に、ぜひ読んでほしい

  • 国内の価格競争に疲れ、出口を探している
  • 「海外は大企業のもの」とどこかで思っている
  • 英語が話せる社員がいない
  • 予算も人脈もゼロから始めなければならない
  • 「動きたいが、何から始めたらいいかわからない」
  • ハウツーより、「なぜそうなるのか」を知りたい
  • 経営の本質を、物語を通じて深く考えたい

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著者について

Hinomoto

Hinomoto 暁(日の本 あかつき)

海外事業コンサルタント / Hinomoto Bridge Partners

アメリカで働く夢を持って渡米するも、2001年9月11日の出来事を境にその夢は消えた。帰国後、地方の中小製造業に入社。英語のウェブサイトすら存在しない、海外実績ほぼゼロの会社だった。

そこからほぼ一人で海外事業を立ち上げ、代理店の開拓、展示会、海外顧客への直接訪問——失敗を重ねながら続けた結果、会社の製品は世界70カ国に届くようになった。

現在はHinomoto Bridge Partnersを通じて、日本の中小企業が持つ技術・製品を世界に届けるための支援をしている。本書は、その経験をもとにした実話ベースのフィクションである。

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